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設備総合図・プロット図(建築・電気・空調・衛生などのを合成した図)の説明

 目的

いくらよい機器を作っても最終的に使われるお客様が、スイッチ類・制御機器・メンテナンス機器の配置など悪いと良いシステムとは言えない。

その為総合図 (建築・電気・設備が入った)を作成します。
今はどこの現場でも作成しお客様に提出し確認していただきます。

総合図の種類

壁・床総合図

建築:壁の材質・建具(ドア・窓・消火機器・避難器具・床下点検口・壁点検口等)

電気:コンセント・スイッチ・電話・時計・壁付の照明・火災報知器・盤(照明・コンセント盤・動力盤・防災盤)など

空調:エアコンリモコン・サーモ(ヒューミ)・CO2センサ・排煙口手動操作・壁付の制気口・ドレンポンプなど

衛生:給水水栓・給湯水栓・床上掃除口(COA・COB)・床排水金物(T5B他)・桝類(グリストラップ・コンクリート桝)・医 療用アウトレット・衛生器具類

 ※設備上で必要な点検口は、別途工事で点検口を破線で 表示しておくと後でトラブルにならない

天井総合図

建築:基本天井伏図(下り天井・上り天井の表示・目地)・天井点検口(シャッター手動操作部等)

電気:照明器具(直付・埋込照明・ダウンライト等)スピーカー・煙感知器・電気用天井点検口

空調:制気口(吹出口・吸込口・排煙口)・天井空調機・設備用天井点検口・露出配管等

衛生:スプリンクラーヘッド・天井より立下りの露出配管

 ※設備上で必要な天井点検口は、必ずプロット図上で寸 法記入のこと

  必要ヶ所:ファン電源接続部・ダンパー操作側・エア コン点検用・天吊形空調機(天井ベッタリ付ける場合・後日天井内に入る可能性のある場所)

標準的な機器類の配置位置(参考)

※官庁工事等はだいたい機器類の高さ等基準があります。標準 仕様書の確認

  • 空調リモコン:H=1300芯標準 納まり不可の 場合1300~1500
  • サーモ(ヒューミ):H=1500芯標準 なるべくRA(空調の吸込)の近くへ配置
  • 自動制御盤等は、お客様の管理場所によってきまります。通常事務室・電気室など
  • 制気口は、天井目地に合わせて等分割します。一般的な事務室などの空調吹出(SA)は、空調負荷・気流等考慮しなるべく部屋 の奥へ配置する。窓が結露する可能性もあるので程々に。空調吸込(RA)は、部屋手前側に配置する。
  • 天カセ4方向・2方向等は、煙感知器から1.5m以上離しましょう。
  • エアコン用天井点検口は、エアコン配管接続側のエアコンヅラから100~200の位置へ配置
  • ダンパー用天井点検口は、1.8m(6尺)脚立からハンドル が容易届く位置へ配置

衛生機器類

  • 消火栓ボックス:法的な位置・高さが色々重なりますが(設計図及び消防へ各自確認してください)下端H=200巾木があたら ないよう確認・基本的には放水範囲で位置がきまります。
  • 壁付の水栓や洗面器・手洗い等の衛生器具は、かなり色々ありますので各メーカに標準取付高さを書いた本がありますので、ソレ を見てください。TOTO INAX ←を確認してください。

作図上の注意点確認事項

  ドアの開き勝手方向にスイッチ類があって操作できないようなとこについてませんか?

建築のドアにアンダーカットやドアガラリがあるか確認しましたか?ない場合要望
天井点検口と寸法を記入しましたか?
シャフト内の照明を確認しましたか?

室内露出配管の位置(スイッチ等の干渉がないか)確認しましたか?
建築ガラリ大きさを確認しましたか?風速は許容範囲ないですか?

  機器搬入スペースは、確保できてますか?
法規上問題ない配置ですか?(消防法・建築基準法・ガス・水道法などなど)
機器類の運転重量が設計図の床補強で大丈夫か?

 通路・メンテナンス・点検できるスペースを確保できていますか?
施工ができるスペースは確保できましたか?
建築・電気工事との取り合いは、できていますか?(図面記入漏れ・電気容量・盤位置など)

空調機のフィルター交換はできますか?

空調機のベルト交換はできますか?

空調機のコイルの取り外しは可能ですか?

送風機のベルト交換・プーリー交換はできますか?

消火栓ボックスの開き方向は適正ですか?
建築工事で天井補強の場合天井開口寸法記入が望ましい

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